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  北海道道東ツアー(後編)

「フレペの滝」を見るには知床自然センター地図リンクのすぐ横の散策路を歩いて行きます。

エゾシカがお出迎え。少し離れた所に雄もいました。

草原に出ます。
灯台のある丘に向かって道が続いています。分かれ道に来ました。この道は後で帰り道となります。

左に木立、右に草原を見ながら、ハイキング気分♪
海に向かって歩きます。

振り返ると羅臼岳などが見えます。
黄色い花はハンゴンソウという植物だそうです

海岸に出ました。突き出た場所にある展望台に到着。

下を覗くとかなりの高さ。100メートル以上はありそう。

来るとき見た灯台のある断崖から滝が流れているのが見えます。「フレペの滝」です。別名「乙女の涙」と呼ばれています。岩壁から地下水が海に流れ落ちている珍しい滝。下から見上げるとかなりの高さから落ちている様が想像されます。

クルーザーが2艘滝の下あたりから出て行きました。

知床岬へは船でしか行けません。今度来たときは乗ってみたいです。
野生のヒグマを見たければ、一番安全な手段です。

帰りは2番目の写真の道の向こう側から戻ってきます。
暑い中を1時間ぐらい歩いたので、いい汗かきました。

ウトロ港そばの宿に到着すると夕暮れの海を見たくなりました。

暮れゆくオホーツクの海。

「北海道」の名付け親とされる松浦武四郎の碑。松浦武四郎は三重県八雲町生まれの江戸後期の探検家で幕府の命で蝦夷の地を調査しました。

宿の近くのゴジラさんと再会。見る位置によってほんまによく似ております。

ゴジラが漁船を陸に上げたのです。
後ろの立派な建物が泊まりの宿です。

宿の夕食は腹一杯のごちそう。
左下隅の男爵イモの冷たいクリームスープが最高でした。友人も同感なので間違いはありません。
ここの宿の楽しみは温泉露天風呂です。屋上にあって最上階の大浴場から直接行けます。それほど広くはないけれど、星や海岸の灯りを見ながらのお風呂は贅沢でとてもいい気分です。見上げると2個の大きな流れ星が…そういえば、ペルセウス流星群の時期でした。


 8月9日

朝起きて、いつものごとく宿の窓から1枚。

お天気がいいので朝食前に海岸に出ました。

知床のカモメさんとも、もうじきお別れです。
宿に戻りました。ロビ−にクリオネの入った水槽があります。

宿で購入した六花亭のバターサンド。大変美味しいです。

知床横断道路の中間点にある知床峠に来ました。羅臼岳が目の前です。

東方の山の向こうにに根室海峡。ロシア領の国後(クナシリ)島がかすんで見えます。

国後島など北方領土は近くて遠い存在。返還はあるのでしょうか…?
最近あまり言わなくなったような気がします。

ここは前回レンタバイクで行こうとして、天候のため断念した場所です。天気も良くて最高です。

もう少しゆっくりしたいけれどバスに戻ります。

バスは峠を下りて羅臼町の海沿いを走ります。途中「北の国から」のロケ地となったコンビニや「純の番屋」の前を通りました。

標津、中標津を経由して釧路空港を目指します。途中は草原と牧場と木立だけ。時折見かける建物もほとんどこんな感じ。

釧路湿原を見渡せる展望台に来ました。ここから釧路空港までは遠くありません。

午後の便で釧路を飛び立ちました。海岸線の白波が印象的でした。

雲が黄金色に輝いて眩しいです。
眼下は十勝平野かな?

渥美半島から浜名湖あたりが見えます。
まもなく近畿上空です。

道東の人気コースを取り入れたツアーは、他の北海道ツアーに比べるとツアー代が高めでしたが道南から道東の一部を廻る3泊4日のコースに比べるとバスに乗っている時間がずっと短くて済み、また時間の余裕があります。今回フレペの滝や五湖を歩いたり出来たのも道東に絞ったツアーだから可能だったのでしょう。窓ごしでは本当の自然に触れることはできないので、歩いて廻る時間を取り入れた今回のようなツアーが増えるといいと思いました。

新聞などでも報じられていますが知床が世界自然遺産の有力な候補に挙がっています。でも知床は観光と自然保護の両立という問題を抱えているそうです。これまで北海道のクマは人を恐れて人里には出てきませんでした。しかし今の新世代のクマは人間の恐さを知らないので平気でウトロの町中や観光客の来る場所に出現することがあります。観光客を排除したりクマを排除する極端な策はとれません。ではどうすればクマと人間が共生していけるか?
知床の貴重な野生動物が生息する手つかずの自然を守るには観光区域を制限するのもしかたありません。しかしそうすれば自然保護などの予算に必要な収入源の減少に繋がる…難しいですね。

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