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   そうだ、静岡、行こう
 

天気もいいから今日は富士山さんがよく見えるだろうな。朝そう思っていると急に富士山が見たくなってきた。
そうだ、今から準備してすぐに行こう。でも待てよ「急いては、事をし損ずる」というではないか。それにもう9時を過ぎているし新幹線でも昼過ぎの到着になってしまう。いったんあきらめてそうこうしているうちに泊まったらいいと思い直し決心。家を出たのはすでに11時頃でした。いつものパターンですがな。


    1日目

新幹線に乗り名古屋駅で乗り換えます。
大阪のツインタワーみたいだ。

静岡駅に到着してバスで日本平へ。雪を戴いた富士山は見えるが薄いベールがかかっていて残念。

気をとりなおしあたりを探索。
土曜日だというのにやけに人が少ないのが気になります。

久能山東照宮へ下りるロープウェイに乗ります。珍しくガイドさん付き。途中止まっても安心です(?)

東照宮と言えば家康公を祀る日光東照宮が有名ですが東照宮は全国にあり関西では滋賀大津の日吉大社や和歌山の紀州東照宮があります。ここ久能山が最初の東照宮だそうです。

今年初めての桜に遭遇。濃い色で頭を垂れ開ききらない花弁はカンヒザクラ(寒緋桜)のようです。

極彩色の装飾はきれいでした。

唐門。

権現造りの華麗な本殿。ミニ日光東照宮という感じかな?
でもこちらのほうが日光の物より19年前に建てられました。

本殿や唐門の周囲は工事中で写真が撮りにくかったです。

家康公の御廟があります。死期を悟った病床の家康は自分の亡骸を駿河の久能山に葬り、一周忌を経た後日光山に移し神霊として国家を守護するように遺言したといいます。
金の成る木とされています。
家康公の話の中にあるそうです。
金欲のない私には興味ありません(ウソウソ)

駿河湾を望む見晴らしのいい場所。きっと家康公も眺めて気にいった風景なのでしょう。
多くの白いビニールハウスが見えます。石垣イチゴが栽培されているのです。
1100段余りの石段が続く参道。
高い石垣はかつてここがお城だった証です。
下りだから楽ですが登りなら大変そう。フーフー言いながら上ってくる何人もの人に出会いました。

しかし海岸近くの石垣イチゴの直売店はもう閉まっていました。
教えてもらってバス停に来ると次の静岡市内方面行きのバスをはずすとほとんどない事がわかりました。

本当は清水市方面に行きたがったのですがバスを待つ長い間見るところが何にもなく、結局静岡に戻り駅近くのビジネスホテルに泊まりました。写真は静岡駅



2日目

翌日は電車で清水市へ。20年以上前に来た時の駅と周辺のわずかな記憶とはかなりの変わり様でした。港側のこちらより駅舎の向こう側が表口だったようです。

港に向かいました。
清水港は有数の国際貿易港であると共に日本一のマグロ水揚げ漁港でもあるのです。

至る所に倉庫があります。でも日曜日なので静かです。
カラスやカモメはいましたが魚を狙う猫は見かけません。

その猫が欲しそうなものが置いてありました。うまそう……

清水マリンパークに来ました。建物にはショッピングモールや映画館などが入っています。
人気の寿司弁当がおいしかったです。

湾内のクルーズ船など遊覧船がここから出ています。
向かいには海上保安庁の船が停泊しています。

午後から富士山が見やすくなってきました。この時のために持ってきた三脚と望遠ズームレンズの出番です。多少の春霞は辛抱です。

西伊豆との連絡フェリーがやってきました。

今度はあれに乗って伊豆半島へ行こうかなあ…

船の向こうには伊豆半島が見えます。
マリンパークから歩いて清水の次郎長親分にあいさつ。
浪曲がずっと流れていました。
亡くなったのは1893年。「いいやくざ」で覚えます。

静岡と言えば、お茶。という訳ではありませんがJRで金谷に行きました。てくてく上り道を歩いて市街や大井川の見える場所まで来ました。

SLがやってきました。ここ金谷は大井川鉄道の始発駅です。
逆向きで牽引しています。

まだ上へ行くと見晴らしがいいらしいのですが帰りが暗くなりそうなのでぼちぼち帰ることに。

今度は近鉄特急がやってきました。大井川鉄道は払い下げの車両を走らせているユニークな私鉄なのです。
帰りの新幹線。天井の照明にレントゲン写真とかマンタ(エイ)の口の中を連想してしまいます。


2日目はかなり歩きました。こんなに歩いたのはかなり久し振り。
清水の美保の松原、金谷の石畳、牧ノ原台地など、まだ行き損ねた場所がありましたが次回の楽しみに残しておきます。
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