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   春の飛騨日帰り旅

桜がとっくに散り終わった関西を離れ、まだ桜残る岐阜県飛騨へ。今回は飛騨高山には行かずその少し先の飛騨古川と臥龍桜で有名な飛騨一ノ宮が目的地。それに加えて帰りは鈍行列車を利用してのんびりローカル気分を味わうことにしました。
JRで京都からは大阪発飛騨高山行きの「ワイドビューひだ23号」を使います。この列車は岐阜で名古屋発飛騨古川行き「ワイドビューひだ3号」と連結し飛騨高山駅で切り離されるので飛騨古川へ行くには名古屋発の車両に移らなければなりません。平日だったせいか自由席は全然余裕でしたが、飛騨高山でほとんどの乗客が降りるので終点飛騨古川までの乗客は私を含めほんのわずかでした。

最近の特急列車のデッキは居心地良く快適な空間です。例え満席でもここなら新聞紙敷いて…

さすがに飛騨川の渓谷です。長い乗車時間も楽しい。

飛騨一ノ宮駅通過直後、臥龍桜が見えます。
もうすぐ飛騨高山なので飛騨古川行きの車両にそろそろ移ることにします。

飛騨古川に到着しました。ここは平成16年に他の町村と合併して飛騨市になりました。城下町らしい駅舎。駅前もきれいに整備されていました。

白壁が映える美しい町並み。
どうやら家屋と白壁土蔵が交互に並んでるようです。

宮川に架かる小さな橋。
宮川の水は高山の中心地を流れ、古川町を経て高山本線沿いに下って神通川と合流し富山湾に運ばれます。

川をはさんだ向こうには冠雪した山々が見えます。写真では見にくいですが。
川岸では護岸工事か何かが行われていました。
伏火の神様秋葉神社は飛騨高山の各町内にもあるのですがここにも…
竜笛台とあるのは春の古川祭に曳かれる屋台のことです。祭は少し前に終わったところでした。

路地裏にある開放された蔵。大事な物は入っていないのでしょうか?

右は円光寺というお寺。この先に「飛騨古川まつり会館」があるのですが見る間はありませんでした。

堀を流れる水が涼しげ。白壁の土蔵が似合う落ち着いた町という印象です。

町の堀には多くのコイが泳いでいました。
水が濁ってるのは宮川の工事が原因かも知れません。

地元の歩いている人は子供以外ほとんど出会いません。観光客もたまに見かける程度でした。
この後駅前からバスに乗り列車に乗り換える為に高山駅へ行きました。

高山駅からの普通列車で飛騨一ノ宮に到着。
ホームから臥龍桜が見えます。

臥龍桜は樹齢1000年以上のエドヒガンで国の天然記念物。
龍が臥した姿から臥龍桜と付けられたそうです。

一見2本の木が重なり並んでるようにも見えます。

青空をバックに美しい姿です。見る角度で別の桜のように変わります。

車掌さんが窓から顔を出しています。
帰りはこの特急ではなく普通列車を乗り継ぐつもりです。

いろんな角度からこの桜の表情を眺めるのが楽しみ方のポイントのようです。

遠景もまたいいものです。列車が来れば良かったのですが、ここは特急が1時間に1本、普通は2〜3時間程度に1本という少なさです。

駅からの俯瞰を最後に撮って別の場所へ行くことにします。

無人駅の構内を横切って反対側にある宮川の橋まで来ました。桜並木があります。

橋を渡って下に降りました。

この先を歩いてみたいのですがそんな時間の余裕がないです。

乗車前の最後に駅前のこの桜をパシャ。

乗る列車がやって来ました。非電化の線なので勿論気動車です。なのでローカル気分に浸れます。

山の中でもこんな駅名がありました。

飛騨川の両岸に下呂温泉の旅館が建ち並んでいます。
乗り換え駅は岐阜太田、岐阜、大垣、米原という順。岐阜太田までは学校帰りの学生がほとんどで岐阜からは仕事帰りのサラリーマンで混んできます。大垣で乗り換えて米原方面へ帰る人も結構ありました。岐阜からは快速とかも利用しましたが京都に着いた時は夜10時を廻っていました。

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