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春爛漫、妙心寺から嵐山へ
市内各地、競い合うように満開の桜が咲き、春本番を迎えていました。この日は花園の妙心寺から嵯峨野を経て嵐山まで自転車で桜を見てまわりました。
          

 妙心寺
山内には42もの寺院があり、その中でも屈指の古刹でもある退蔵院は1404年に建立されました。


退蔵院の正門。

枯山水庭園「元信の庭」
室町時代の狩野元信の作。

国宝の「瓢鮎図」所蔵の寺院として知られています。公開されていないので、これで我慢。

「余香苑」という庭の入り口横と正面の組写真。
昭和に作られた庭だそうです。
水琴窟。
そばで耳を傾ければ水滴が瓶に反響する音がします。
この桜が一番開いていました。
見応えある枝垂れ桜です。

雅で立派なお庭です。

退蔵院を出て妙心寺境内を移動。

壽聖院。1599年石田三成が父正継の菩提寺として建てました。
関ヶ原の敗戦で三成が処刑された時、12歳だった子重家は出家しこの寺を継ぎました。

非公開なので拝観は出来ません。

妙心寺を後にして宇多野の村上天皇陵へ。
今回参拝しないので、ここでUターン。


一条通りを嵯峨野めざします。
 佐野藤右衛門邸
広沢池の手前あたりにある造園業の佐野藤右衛門邸の桜の森は毎年無料開放され、夜間はライトアップまでしています。無料でこれだけの桜が見られるのは有り難いです。お金取って桜の育成と普及の資金にまわしたらいかがなものかと余計な事考えてしまいました。

持ち上がっている元気な枝です。



今頃寒緋桜…




シルエット狙い(?)


邸を後にします。
桜の時期でなければ、人がいないのでわかりにくい場所です。このあたり造園業の森が各所にあるのでなおさらです。入口入った左側に茅葺きの家が見えます。その前庭には珍妙なる物が…?それがヒントです。
まわりの民家や塀を見なければ野山のとある一郭に来た開放的な気分になります。駐車場はないので車でお越しの人は注意です。


佐野家は世襲制で現在の佐野藤右衛門氏は16代目。祖父の14代目は絶滅する桜の種の保存の為にボランティアで全国を渡り歩いて名木を持ち帰り生育させたそうで、当代が引き継ぎ、3代目の桜守と言われています。ここで育成されたヤマザクラ、シダレ、珍種の苗木は全国に植樹されているそうです。円山の祇園桜も佐野家の手によるもので、全国の桜の種の保存をはじめ海外にも桜を普及させた事でも世界的に知られています。
 嵯峨野
これまでも何度か紹介した場所ですが、何度来ても飽きないのが魅力。被写体にも事欠きません。
予備のフィルムを忘れたので、デジカメのみの写真です。

広沢池

桜散る頃に咲きだすのかな?
池の西岸。田園地帯へ。

田園内の桜は少ないです。

おじさんがごろ寝でした。

土筆が1本だけ…

わんちゃんの先に飼い主がいるのですが、先の家から聞こえる犬の吠え声にびびっているようでした。

これはヒメコブシ(シデコブシ)。白いのもあります。

大きな桜の木。

造園業関係者の森のようです。

大覚寺のある大沢池のほとり。
池のまわりも満開。
桃源郷…
 嵐山
コンビニでフィルムを買って最後は定番の嵐山。人気スポットだけに人は多いですが夕方なので少しはマシでした。
真っ先に小倉百人一首の名でお馴染みの小倉山にある展望台に向かいます。

日が傾き山の向こうに隠れようとしています。

屋形船を撮ってから小倉山を登ります。

展望台からの絶景。

朝夕が素敵です。

下山途中のミツバツツジも満開♪

いくらでもあるソメイヨシノには目もくれずヤマザクラを撮影


湯豆腐の「嵯峨野」

隣には石庭も…

近くの駐車場にある立派な枝垂れ桜。
画像49枚は、1日分としては過去最高でしょうか…デジカメとフィルム2本で合計187枚もこの日は撮ったので、これももしかしたら過去ベスト5内に入るでしょう。
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