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 安土から五個荘へ

滋賀の安土と言えば、NHKの大河ドラマ「功名が辻」の舞台ともなっている安土城や信長を思い浮かべます。でも今回は城跡や歴史の跡も巡るのではなく、まして安土のグルメ・名産物を味わう訳でもなく、お隣の五個荘へ出かけました。
昼頃京都を出たので多くは廻れませんが、安土駅前でレンタサイクルを借り、観音寺山の麓にある瓢箪山古墳に寄り五個荘を目指しました。
五個荘は周辺の町が合併して現在東近江市に含まれ、近江八幡、日野と並ぶ近江商人の地として知られる所。
近江商人は天秤棒を担いで日本中を行商して販路を拡大して行くというスタイルで全国に展開して行きました。今なら交通が発達していますが、江戸時代から明治初期にかけては歩くしかないのですから、今の人よりはるかに勤勉で真面目だったのです。
今の日本は真面目で不器用な人間は社会からバカにされ、儲ける為には手段を選ばないホリエモンやムラカミ氏のような計算高く悪賢い人間がもてはやされ儲けるのだからホントおかしなものです。
現代社会では通用しないと言わず、商売の原点を忘れない為にも近江商人から得られることは多い気がします。

駅から東の方を手前は町の公共施設。
その向こうが安土城考古博物館。地図リンク
その南の住宅地の山側にある瓢箪山古墳の入口。
道がわからずちょっと大回りをしてしまいました。

全長162mの大きな古墳だったことがうかがえます。
古墳の頂上。
近江八幡方面の眺め。

草木に囲まれた窪地。ここに石室があったと想像されます。

岡を下り麦畑が広がる道を通ります。

実りの秋と言いますが麦の場合は実りの初夏。

収穫が近いのかも。
この山を越えなくても裏側に沿った道を行くと五個荘へ行けます。

観音寺山の南麓。
典型的な日本の田舎です。このあたりからは旧中山道を走ります。

教林坊は小堀遠州の庭があり紅葉の隠れた名所です。
栄順寺。
楼門の上に鐘があります。

色に乏しいので花を。

安土町はここまで。これより東近江市に突入。
清水鼻の名水。
注ぎ口と石の器に張られた水の隙間が3センチもなく、ペットボトルに汲みにくい。
五個荘の重要伝統的建築群保存地区に入りました。
この通り名は・・・
お寺と鯉が泳いでいる水路があるので、寺前・鯉通りと言います。
所持金が少ないため、中には入りません。

立派な蔵屋敷のある金堂地区。

この町の塀などに舟板が使われていることが多い。
塀と民家の間の堀割。

元の道に戻ってきました。

路地を抜けて五個荘を後にします。

来た道を戻ります。
ロッテの工場と新幹線が見えます。

安土町の役場前

信長像建つ駅前。
自転車を返して、最中饅頭を買いました。

安土駅

屋根が短く長いホーム

帰りの電車が到着。
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