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  錦帯橋

錦帯橋(地図リンク)は岩国藩主吉川広嘉(きっかわひろよし)の案により1673年に架けられた名橋で330年もの歴史があるのです。
錦帯橋の最寄り駅は広島の手前の新岩国で「こだま」しか止まりません。しかしあえて広島まで行って山陽本線に乗換え沿岸から宮島を見ながら岩国に入るというコースを採りました。これはたまたま「ひかりレールスター」が間もなく出発だったからという理由です。改正後の時刻表を見ると新大阪〜博多間のひかりのほとんどが700系のレールスターになりスピードアップが計られたようです。

広島駅を出る「ひかりレールスター」
車体のオレンジ色のラインと運転席側の☆マークと「Rail Star」のロゴが目印です。
山陽本線に乗換え岩国に行きました。

電車は宮島あたりの海岸近くを走り海に浮かぶように厳島神社の鳥居が遠くに見えました。岩国駅からバスに乗って約20分、いよいよ優美なアーチ状の姿が…
思ったより大きな橋でした。

昭和25年9月、台風による増水で濁流により崩壊する事故がありましたが、懸命な復興作業により昭和28年1月に昔の姿のまま再建されたのが今の橋です。
錦川の水もきれいです。

アーチ部は5箇所で中の3箇所が高くなっています。
頑丈で大きな石垣の台も類を見ません。

川沿いも散策にはいいところ。この辺りの柳は巌流ゆかりの柳と言われ佐々木小次郎が「燕返し」の技をここで編み出したといいます。(吉川英治の「宮本武蔵」による)
背後の山は城山と言います。岩国城が頂上に見えています。
左はロープウェイの山側の駅です。
下から見上げます。
強度が考えられた木組みみです。

これから橋をわたります。橋をわたるには通行料220円がいります。維持費とか大変なのでしょう。

アーチ部は桟が敷いてあるので滑りません。結構な坂です。

橋を渡って北側に来ました。

橋を渡ると武家屋敷や民家が点在し素朴ながらも城下町の雰囲気が漂います。

佐々木小次郎の像。吉川英治の「宮本武蔵」では小次郎は岩国生まれだそうです。通説は福井県ですが…
後ろは堀になっていて花菖蒲園ということです。

吉川資料館
入らなかったのでコメントなし。

山のすぐ麓まで来ました。
錦雲閣という建物です。この背後には吉香神社があります。近くのロープウェイ(往復540円)のりばから城山へ上がることにします。

城山のロープウェイを降りるとすぐ横に展望台があり、ここからの眺めは最高です!
手前の錦川が蛇行しながら瀬戸内海に向かって流れているのがわかります。海岸の左側は岩国基地、その向こうに広がる瀬戸内の海と島々…ただ見とれるばかりです。

岩国城までは歩いても10分かかりません。

天守閣からの錦帯橋の眺め
望遠で撮ったのをトリミングしているので画像が荒い。

左端は新幹線新岩国駅、手前に山陽自動車道が走っていますが木立で見えません。

山を下りて帰りの途中見かけた岩国高校の旧校舎。
ここに移築、保存されています。

錦帯橋からバスで10分ぐらいで新岩国駅に到着。
山に囲まれたこんな所に新幹線の駅があるのが不思議に思われます。
このすぐ右側には木立ちがあって、その中央の小さなスペースで年配の人が散髪してもらっていました。子供ならまだしもこれも不思議な光景です。私の遠慮癖が災い(?)し、またとないシャッターチャンスを逃してしまいました。
「こだま」の時刻を確認しなかった為切符を買った直後入ってきて出ていってしまいました。次は30分以上待たねばなりません。やはりローカル駅でした。
久し振りの一泊旅行で門司港と岩国錦帯橋。巌流島が結びつける共通点はあるものの、まったく対照的な観光地なのでそれぞれ楽しむ事ができました。
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