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  吉田山

左京区吉田山。吉田神社(5月9日に2枚の写真)などがある事から神楽岡(かぐらおか)とも呼ばれています。周辺には京都大学や黒谷(金戒光明寺)、真如堂もあり多少の急坂を我慢すれば散策には手頃な場所です。
今回の目的の1つは写真家の浅野喜市氏の写真集で見た真如堂と黒谷の二つの三重塔を同時に見える地点さがし。しかし階段が多いのでチャリンコが使えず幾度もの上り下りに疲れました。結局見つからず断念。もしかすれば写真集にあった写真を撮影した当時(発刊は1988年)より家が増えて見られなくなったか特別どこかのお家から撮られたかのどちらかだったのかも知れません。

吉田山西側麓にある京都大学の関連施設
Y型支柱に支えられたアーチ状の玄関屋根がユニークです。
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山蔭神社
吉田神社は藤原山蔭が859年に春日大社の四神を勧請し創建したと言われます。山蔭は包丁の技に優れ調理、料理の始祖とされています。5月8日の山蔭祭には生間流式包丁の技が披露されます。
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吉田神社の本命って言ったら変かも知れないですがその「吉田神道」を確立したのが吉田兼倶(かねとも)という人。密教、道教、陰陽道、その他諸神道などを総体的に発展させ、その実践の場として1484年に斎場所大元宮を造営しました。
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大元宮は茅葺八角形の本殿に六角形の後房を持つ、おそらく全国で唯一の形状。東西3132座の神が祭られているのもここだけで、ご利益間違いなし(?)。あいにくこれより先は入れないのですが、毎月一日の日には一般公開されているそうです。
日ごろは参拝者も少ないのですが、節分祭の日は露天が出て賑やかになります。

吉田山の遊歩道
緑あふれ、いい雰囲気。でも女性の1人歩きは…

山の東よりにある竹中稲荷社
何本も鳥居のある参道はいかにもお稲荷さんですがここのは大きく距離も長い。
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竹中稲荷社の裏手は祠が多く魔界のにおいが…。夜の肝試しには絶好の雰囲気。
浅野氏の写真はこのあたりから撮られたと思ったが…

さらに探していると東側斜面の住宅地できれいな毛並みの猫に遭遇。

こちらが屈むとすぐ足元に擦り寄ってきます。頭痒いのか?

神楽岡の昔ながらのたたずまい

坂道、階段の家並み。正面は大文字山
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前の写真と同じ場所です。

吉田神社の南西側の参道入り口
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本殿に近い本参道入り口(写真)に比べると小さい。

川端丸太町
夕日に向かって帰路に。
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