満員近い普通電車から見える9号線は渋滞で車はノロノロ。電車はそんな渋滞を尻目にやがて古い木造建の八木駅のホームに滑りこみました。
狭く年季が入った木造の跨線橋の上から今しがた降りたホームを見ると、同じ列車から吐き出された乗客があふれんばかりの状態です。乗っていた場所が跨線橋に近かったのが幸いしたようです。
午後6時45分頃現地に到着すると小雨が降った一昨年に比べ見物客が多く、良い場所が危うく取れなくなりそうでした。
仮設舞台で行われている歌謡ショーでは演歌界ではそこそこ有名な(?)多岐川舞子さんが歌っていました。遠くて、美人と思われるお顔がわかりません。
歌を聴きながら、おにぎりを食べて腹ごしらえ。カメラの準備などをして待ち、地元議員さんのあいさつが終わり、いよいよ午後8時オープニング。
とりあえずフィルムの残ったコマ22枚の消化と、初めてのS80(デジカメ)での花火チャレンジということで、テストという軽い気持ちで撮るつもりでした。ところが花火が前回見た時よりかなりスケールアップしていたせいもあり、最終的には約100コマ気合い入れて撮っていました。あっという間の1時間でした。
デジカメには花火モードがあるのですが、シャッタースピードが2秒に固定されてしまい柔軟に対応できないので敢えてマニュアル露出で使い露出データを添えました。
ところで今回で60回目を迎えた八木町の花火大会は先ほど書いたようにスケールアップ(1昨年比)していました。今年から美山町などと合併して南丹市となり「地元町民の花火大会」と言うよりも、京都随一を目指す意気込みのような物を感じました。それだけ良かったのですが、スターマインの連発のせいで煙が多かったのも否めません。
しかし何よりも、遅く来場しても近い距離で迫力ある花火を見ることが出来る穴場であることには違いありません。 |