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   初秋の亀岡
丹波亀岡は京都市街と山を挟んだ西隣に位置し、歴史的にも京都と同じぐらい古く、平安時代以降は源氏や足利氏ゆかりの地でもあり、また安土時代には明智光秀により城下町として発展しました。その為か古い立派なお屋敷がある一方で、都に遠慮したかのように控えめで素朴な佇まいの寺社等が数多く点在し、京都のように観光化されていないのが魅力。
もともと丹波地方は恵まれた気候風土と地下水を持つ土地柄ゆえ京都近郊屈指の農業地でもあるので田園地帯が残り、秋になると収穫前の田畑の畦道を彼岸花が咲き並ぶ姿があちらこちらで見受けられました。
この日はのぶさんの案内で、ご厚意に甘え大型バイクの後ろに乗せてもらい、私にとっては久しぶりの思いもよらぬ亀岡巡りとなりました。バイクの後部座席なんて実に20数年ぶり(!)です。
亀岡へはこれまで行くことはあっても点から点だけの移動や通過のみ。ほとんど知らない道ばかりなので、ひとりで行っても迷わないようにGPSをポケットPCに取付けてウエストバッグに入れていきました。
ところがアンテナ部をチャックから出さないと受信しないのでチャックの口をその分開けていたのですが、途中何度か出し入れしているうちに最後は必要以上に開けすぎていたのか、そこからアンテナを取り付けたPCが地面に滑り落ちてしまいました。操作してみるとPCの画面は固まっていて、やむを得ずリセット。勿論それまでの走行データーは消えてしまいました・・・トホホ
幸いアンテナ部から落下した為、今のところPCは無事です、たぶん・・・(ちょっと不安)
国分寺跡のオハツキイチョウ
国分寺跡付近

千歳町の高台から

千歳町の彼岸花。

ネガを取り込むと赤色がちゃんと出ません。

そのかわり空の青と緑の風景は得意らしい。

開花と稲刈り時期とが重なっていて、なかなかいい絵が見つかりませんでした。

ここでポジフィルムを装てん。
これでも周囲にはカメラマンが結構いました。

山の細くて急な林道の頂きにある獨鈷抛山(とこなげやま)十手寺。

誰も来ず、ひっそりとして時間が止まったような場所でした。
曽我部の穴太寺(あなおじ)。奈良時代後期建立と古く、西国三十三ヵ所の札所で参拝者も多かったです。
千社札がいたるところに・・・

近くの民家。
円山応挙がこの曽我部で生まれました。

曽我部の彼岸花

午後だったせいかカメラマンの姿なし。
千歳町に集中?

これから開花するのもある反面、色が抜け始めてるのも多くありました。
道ばたの石仏群。亀岡は京の都から見れば西方浄土だからでしょうか。お寺が多いのも頷けます。
さっきからワンパターンの構図ですがな。
ほな下から♪
右側はこれからですわ。
時代劇に出てくるような屋敷は京都にも負けません。
切妻に屋根があることで棟全体の風格と個性を主張しているようです。


長屋門のあるお屋敷。


曽我部町中あたり

423号線に戻り山側に入った所にある犬飼天満宮。


天満宮へは犬飼川のこの橋を渡ります。

天神さんも彼岸花がお好きかも。



八木町を経由して最後は再び千歳町の高台から暮れゆく亀岡盆地を眺めました。
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