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 桜風景−平安神宮
岡崎疎水沿いのソメイヨシノが散り染め、平安神宮では枝垂れ桜が満開でした。土曜日とあって人も多かったですが、この時期京都は平日でも大差なく、すでに慣れっこになっているのであまり気になりません。

明治時代、京都市は都を東京に遷されたことで廃れるのを懸念し、市の近代化を推進するため琵琶湖疎水事業に着手しました。後にその疎水を利用した発電所建設と日本初の市電を走らせた同じ年の明治28年、平安神宮が完成しました。都が置かれた時代当時の朱塗りの荘厳な建物の再現です。平安京遷都1100年を記念して社殿を再現し桓武天皇を祀った新しい神社ですが、小川治兵衛作の池泉回遊式庭園にいると優雅な平安時代にタイムトリップした気分になれます。立派な神社仏閣や歴史的景観に慣れ麻痺してしまった私のような京都人もたまに来るといいものです。
歴史的遺産ではないかも知れませんが、すっかり京都のシンボル的名所となり、コンサートなど多くの催しもすぐ前の岡崎公園で行われ観光客だけでなく市民も集います。いわば市民の憩いの場の中心に平安神宮という立派な平安時代のテーマパーク(御祭神の桓武天皇には失礼かな?)があるのかも知れません。そもそも京都全体が歴史テーマパークでしょうか?勿論良い意味で、です。



南神苑(平安の苑)



中神苑の蒼龍池

栖鳳池

建物は尚美館

泰平閣(橋閣)

花びらが水面に漂っています。


神苑から出て空を見上げる。
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