西明寺から高雄山神護寺へ
小径折り畳み自転車で京都市街から峠を越えて高雄へ。槇尾山西明寺近くに駐めて西明寺と清滝川周辺、神護寺を見て廻りました。以下両寺をパンフを下に簡単に紹介します。
西明寺は元は神護寺の別院として弘法大師の高弟智泉大徳により創建されたと伝えられ、1290年に神護寺より独立しました。永禄年間つまり戦国時代に兵火により全て焼失し、1602年に明忍律師が再興しました。現在の本堂は綱吉の母桂昌院により寄進されたものだそうです。
神護寺は平安京造宮(794−)の最高責任者和気清麿公が愛宕神社の前身愛宕山白雲寺等とともに建てた愛宕五坊のひとつで、当初は「高雄山寺」と称されていました。後に和気一族が比叡山の最澄や空海(弘法大師)を招いて仏教界に新風を吹き込み、平安仏教の発祥地と言われています。唐から帰った空海(弘法大師)は寺号を「真言宗神護国祚真言寺」(略して神護寺)に改めて居住し真言宗立教の基礎を築きました。
平安時代に2度、応仁の乱で大師堂以外焼失し、後の1622年に再興されました。金堂と多宝塔は昭和10年山口玄洞居士の寄進により新築された物です。