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   二寧坂〜龍馬の墓〜知恩院
正月に行けなかったお寺参りを兼ねて二寧坂から龍馬の墓を経て知恩院を巡り歩きました。
スタートは東大路八坂道の八坂の塔を正面に見る地点。緩やかな坂道は塔の手前で急坂となって右手に迂回し、甘味処の文の助茶屋を通り過ぎると分かれ道に出ます。道なりに行くと清水寺への産寧坂(三年坂)で、左に下りる道が二寧坂(二年坂)。ここは二寧坂を下りて高台寺方面へ向かいます。高台寺、霊山観音の手前で山に向かって伸びる坂道が霊山護国神社の参道で「維新の道」と呼ばれています。
護国神社には幕末維新に命を捧げた尊皇攘夷の志士たちの墓があり、京都府の戦没者と共に祀っています。志士たちの墓へは自動改札の無人のゲートで拝観料を払って山側の石段を登っていきます。京都の街が見下ろせる見晴らしの良い場所に坂本龍馬、中岡慎太郎の墓があります。他にも木戸孝允(桂小五郎)と幾松、高杉晋作ら総勢1356体の志士たちが眠る墓がここにあるのです。
神社のすぐ近くに「幕末ミュージアム霊山歴史館」という建物があり「大龍馬展」を開催中。初めて見学(700円!)しましたがドラマ「龍馬伝」の人気が手伝ってか多くの人が入っていました。展示物で一番印象にあるのは近江屋で龍馬を切ったとされる40pほどの脇差。何度も龍馬を切った為か刃がボロボロでした。
霊山観音、高台寺付近に戻ってねねの道を石塀小路に寄り道しながら円山公園を通り抜けて知恩院へ。お参りを済ませ帰りは八坂神社に立ち寄って下河原道を南下。突き当たりが八坂庚申堂のある八坂道に戻ってきました。約4km余の距離でしょうか。歩くだけなら1時間程度ですが霊山歴史館などはゆっくり見ないと勿体ないので総じて3時間半はかかりました。


八坂道から八坂の塔を見上げるTVでもお馴染みのショット。
二寧坂を下って下河原方面へ。

二寧坂を下りきって霊山観音の手前を山側に向かう坂道を上ると霊山護国神社に至ります。

神社の右手の山の斜面に龍馬ら維新の志士らが眠る墓があり、そこからの京都市街の見晴らしがとても良い。



パノラマ合成
龍馬と中岡慎太郎の像 龍馬と中岡慎太郎の墓(上)。高杉晋作との墓(左下)木戸孝允の墓(右下)
幕末ミュージアム霊山歴史館

高台寺の駐車場から二寧坂を望遠で。

ねねの道の石塀小路への入口

石塀小路からねねの道を見る

石塀はこの奥に続いています。

知恩院三門。門全体の写真は何度か紹介しているので必要ないでしょう。
知恩院御影堂
午後4時に閉門。係員(右端)が入口に向かいます。せかされて帰りを急ぐ参拝客の影も長い。
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